「交響詩岩見沢」は詩人: 故 加藤愛夫氏 が書き上げ、岩見沢文化連盟の手によって1973年に岩見沢市へ寄贈された作品です。その後、故 川越守氏 の作曲・編曲によりオーケストラ版が完成し、以来、半世紀にわたり市民の合唱曲として親しまれてきました。

しかし、昨今の合唱愛好家の減少に加え、2020年に発生した新型コロナウイルスによる活動の制限などにより、歌う機会・聴く機会が先細り状態にあります。

永きにわたって受け継がれてきた郷土の詩(うた)を、次世代へ伝導していく使命のもと、課題となっている若年層への普及を目的とした取り組みが出来ないものか？と感じておりました。

そこで、加藤愛夫氏が書き上げた「交響詩岩見沢」の原詩をもとに、幼児・若年層向けに編集・脚色したストーリーで絵本製作をおこない、幼児施設・児童館・小学校などへ普及することで、この郷土の詩を若い世代から少しでも認知してもらえたらと私たちは考えました。