北海道教育大学岩見沢校 弦楽アンサンブル第7回演奏会

北海道教育大学岩見沢校 弦楽アンサンブル第7回演奏会

秋の夜長にセレナーデ

日程:
2024年11月12日(火)
会場:
まなみーる岩見沢市文化センター中ホール
開場:
18:30
開演:
19:00
【新風、北からVOL.8】
北海道教育大学岩見沢校
弦楽アンサンブル第7回演奏会
秋の夜長にセレナーデ

2024年11月12日(火)
18:30開場/19:00開演
まなみーる岩見沢市民会館大ホール

入場無料

Youtube LIVE 同時生配信 (観覧無料)

■ 演奏予定曲
E. リーグ:組曲「ホルベアの時代より」作品40
A.ミシェク:コントラバス三重奏曲「食欲ある若者」
W.ウォルトン:コントラバス三重奏のための7つの響きより
A.ドヴォルジャーク:4つのロマンティックな小品作品75(合奏版 )
A.ドヴォルジャーク:弦楽セレナーデ作品22

■ ごあいさつ
先日ある学生が「なぜ秋になると、ひとは寂しいと感じるのでしょうかね。そういう風にプログラミングされているのでしょうか?」と話していました。
プログラミングという言葉がさすが現代的だなあと思いつつ、秋を寂しく感じる風情は、人々の感性に太古の昔から引き継がれてきたのかも知れません。
ここ数年、11月の公演が恒例となっている岩見沢校弦楽アンサンブル演奏会ですが、昨年のイタリア・ドイツのバロック音楽とは大きく趣向を変えて、今年は秋に相応しい音楽を集めてプログラムを組みました。
北欧ノルウェーの作曲家グリーグによる組曲「ホルベアの時代より」は、同じ祖国の作家ホルベアの生きたバロック時代に想いを馳せて書かれた音楽で、バロック音楽の爽やかさを持ちながら、ロマンティックな哀愁に満ちた傑作です。
チェコ出身のドヴォルジャークは、東欧の民俗的な音階を巧みに用いて、じつに美しい旋律を綴る作曲家です。弦楽セレナーデは彼の代表作の1つに数えられ、郷愁を誘う名曲として、今や世界中で愛されています。同じドヴォルジャークのチェロとコントラバスを全く欠いた編成による、4つのロマンティックな小品も、名旋律の宝庫のような曲です。また今回は、コントラバスだけの三重奏曲もお聴きいただきます。
イギリスの作曲家ウォルトンによる7つの響きは、イギリスの古い民謡に基づく旋律が懐かしく響き、チェコの作曲家ミシェクの三重奏には「食欲ある若者」との副題がついています。こちらも秋に相応しい作品といえそうです。
今回は昨年までの大ホールから、より近い距離感で弦楽器の響きを味わえる中ホールへと場所を移しました。
厳しい冬を前にした秋の夜のひと時が、弦楽器の美しい響きに満たされた時間になりますように。
文: 長岡 聡季

■ 演奏
北海道教育大学岩見沢校 弦楽アンサンブル
北海道教育大学岩見沢校で授業として行われている「弦楽アンサンブル」の成果発表として、例年岩見沢校の定期演奏会に出演。2017年より定期的に道内で演奏会を開催しており、立奏によるアクティブな演奏には定評がある。2019年にはドイツ演奏旅行を行い、シュトゥットガルト、ヴュルツブルクにて演奏会を開催。2021年には暗譜演奏によるアンサンブルをYoutube上に公開。2024年には広島大学の弦楽アンサンブル演奏会に出演し、合同演奏を果たした。
指導:長岡聡季(教授)、鈴木京(非常勤講師)、山田慶一(非常勤講師)

■ メンバー
ヴァイオリン
長岡聡季(教授)
安中綾梅(4年)
土屋有希乃(4年)
太田佳幸(4年)
村上琳泉(3年)
申東宇(3年)
松川萌花(3年)
荒川真輝(2年)
時永航侑(1年)
吉野聖子(科目等履修生)

ヴィオラ
鈴木京(非常勤講師)
永瀧陽菜(2年)
垣原慰吹(科目等履修生)

チェロ
山田慶一(非常勤講師)
藤原心寧(1年)
宇田梓(賛助)

コントラバス
古川星耶(4年)
芳賀彩音(1年)
齋藤桃寧(1年)


【主催】NAGAOKA Lab.
【共催】ハマナスアート、まなみーる岩見沢市民会館・文化センター
【後援】 岩見沢市・岩見沢市教育委員会・横浜シンフォニエッタ 
【お問い合わせ】080-1867-3562 (古川)
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